今回は永遠の課題である「ピアノは何歳から始めるのが良いか?」という疑問についてお話ししていきます。
始める年齢は、目的によって変わってきます。
導入がしやすく進度が早いのが6歳以降

「ピアノを弾く」ということ自体を目標とした場合、小学校1年生くらいからが一番導入しやすく、理解も早いです。
初級テキストなら次から次にこなしていけるので上達も早いです。
幼稚園以下の子供よりも脳が発達しているので、ある程度まではメキメキと上達していきます。
スムーズにピアノのレッスンを受けさせたい場合は6歳以降がオススメです。
ひらがな・カタカナ両方理解できるので譜読みもどんどん習得していきます。
ある程度の音感は身に付きます。
音感を養いたいなら幼稚園以下

絶対音感保有者のほとんどが幼児期に楽器を始めていることから、音感を養うためには5歳以下からレッスンを始めることをおすすめします。
絶対音感を持つとまではいかなくとも、ある程度の音感が区別できるようになれば歌を歌ったり、音楽を聴いたり、もちろんピアノを演奏するときにも役に立ちます。
ただ幼稚園以下のお子様にはレッスンが負担になることも多いので、小学生以降のお子様よりもゆっくりしたスピードでレッスンすることになり、周りの方からは成長が遅く感じることもあると思います。
ですが続けることにより着実に成長しているのでご安心ください。
ある時から急にグッと伸びる時期が来ます。
それまではとにかくピアノを嫌いにならないこと、楽しくレッスンをすること、「練習!練習!」と言わないことですね。
この年代はできないことがたくさんあって当たり前!今はできなくてもこの先、必ずできるようになりますので、長い目で見てあげることが大切です。
絶対に低学年までに習わせなきゃダメ?
全くそんなことはありません。子供だろうが大人であろうが「ピアノを弾く」という目的を持って地道に取り組めば、必ず弾けるようになります。
9歳から習い始めてピアニストレベルになる人もいます。
歳をとってから始めた人もいます。
皆さんは、この方をご存知ですか?
この方はのり漁師で、ピアノとは無縁の生活。フジコ ヘミングさんが弾く「ラ・カンパネラ」に感動し、50代になってからピアノを独学で始められたそうです。
楽譜が読めないため一生懸命手の位置を覚え、1日8時間毎日ピアノの練習をして完璧に弾けるようになったのです。
ちなみに「ラ・カンパネラ」というのはリストという作曲家の曲で、ピアニストでも弾きたがらない難曲です。
そして番組の企画で憧れのフジコ・ヘミングさんと対面。夢を叶えました。
人間にはつくづく限界はないのだな、と実感できますね。
目標を持って継続することが何より大切。
そんなことを教えられました。
私も、この方にすごく勇気をもらい「ピアノの練習頑張るぞ」と励みになっています。
この方の記事がありますので詳しくは以下の記事をご覧ください。

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2021.5.4
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